2009年07月10日
荒川の桃を求めて
我が家では夏になると桃を知人へと送るのが慣例となっている。いつもは小山田の桃が候補となるのだが、この桃は少々出回るのが遅く、7月の中旬から下旬にかけての出荷である。ご当地ブランドなので選択してきたが、出始めの方が良かろうとの判断から、紀州の名桃を求めて走り出した。無論、紀州の名桃といえば桃山町周辺を産地とする「荒川の桃」である。当地である南河内からは車で1時間強の距離となる。例によって国境線の紀見峠を超え、橋本市から紀の川市へと車を走らせる。目指すは売り上げ日本一の直売所である「めっけもん広場」。ここならあらゆる農産物がそろっており、しかも安い。原因は1600戸にも及ぶ納入農家の熾烈な競争にあるのだろう。しかも桃の産地である桃山町などはお隣なのだ。
荒川の桃です。袋に包まれて大事に栽培されています。

店内は撮影禁止なので現況を画像ではご報告できないが、山積の商品とたくさんのお客とでごった返ししている。無論、桃は最盛期のようでてんこ盛りとなっており、贈答用、自家用など用途に応じた桃が積み上げてある。今朝取りで新しく品質もよく値も安い。大阪や神戸などからも買い出しに来られるはずである。こう言っては失礼だが、ご当地ブランドの小山田の桃より品質も値段もいいようだ。地形的にも桃に向いているのかも知れない。現地は大台ヶ原あたりから流れ出した吉野川が和歌山にはいって紀ノ川と名を変え、山間部から丁度扇状地の平野部へと出始めた位置にある。川が運んだ肥沃な土が桃に適した豊かな土壌を生み出してくれているのだろう。
大量の桃が出荷をまっています。収穫は明日ぐらいかな。

白いのがアルミ箔でしょう、太陽光線をフルに活用しています。

めっけもん広場への道中にも道沿いに桃農園が広がっている。やや湿気を好むのだろうか。昔は田圃であったろうと思える場所が桃の果樹園となっている。桃は山間地の果樹と思っていたがそうでもなさそうだ。地面にはアルミ箔と思えるシートが張り巡らされ、太陽光線を乱反射するように仕向けてある。桃の果実にも下から太陽光を当てるような目論見なんだろう。さすがに産地ならばでの工夫が見られるようだ。桃は非常にデリケートな果実、育てるのも出荷するのも神経を使う作業だろう。我々も共同の果樹園に桃を植え込んでいるが、正直いって収穫までには至っていない。病気や害虫にやられやすく、農薬無しでは栽培困難というのが実態であろう。
めっけもん広場でゲットした桃です。 みごとな出来映えでしょう。
パッケージのデザインも素敵ですね。

無論、私宅の自家用にも大量に買い込みました。南河内ではまだあまり出回っておりませんので。冷蔵庫で冷やした瑞々しい桃は朝食の格別なお伴となりますね。野菜や果物に囲まれた我が国の食卓に感謝せずにはおられません。いつまでもこうした環境が続くことを願って日々努力を重ねないと、と痛感しております。「果樹の栽培は子どもや孫達の為に」という言葉があるそうです。木材の育成と同じでそれだけ時間がかかるということでしょう。とかく目先の利益にとらわれがちな、グローバルスタンダードとか申す西洋かぶれが幅を効かせておるようですが、日本人が本来持っている国家100年の計と子々孫々の繁栄を願う長期的な視点を大事にしたいものですね。
緑と赤色のコントラストがいいですね。農園散策もいいものです。

荒川の桃です。袋に包まれて大事に栽培されています。

店内は撮影禁止なので現況を画像ではご報告できないが、山積の商品とたくさんのお客とでごった返ししている。無論、桃は最盛期のようでてんこ盛りとなっており、贈答用、自家用など用途に応じた桃が積み上げてある。今朝取りで新しく品質もよく値も安い。大阪や神戸などからも買い出しに来られるはずである。こう言っては失礼だが、ご当地ブランドの小山田の桃より品質も値段もいいようだ。地形的にも桃に向いているのかも知れない。現地は大台ヶ原あたりから流れ出した吉野川が和歌山にはいって紀ノ川と名を変え、山間部から丁度扇状地の平野部へと出始めた位置にある。川が運んだ肥沃な土が桃に適した豊かな土壌を生み出してくれているのだろう。
大量の桃が出荷をまっています。収穫は明日ぐらいかな。

白いのがアルミ箔でしょう、太陽光線をフルに活用しています。

めっけもん広場への道中にも道沿いに桃農園が広がっている。やや湿気を好むのだろうか。昔は田圃であったろうと思える場所が桃の果樹園となっている。桃は山間地の果樹と思っていたがそうでもなさそうだ。地面にはアルミ箔と思えるシートが張り巡らされ、太陽光線を乱反射するように仕向けてある。桃の果実にも下から太陽光を当てるような目論見なんだろう。さすがに産地ならばでの工夫が見られるようだ。桃は非常にデリケートな果実、育てるのも出荷するのも神経を使う作業だろう。我々も共同の果樹園に桃を植え込んでいるが、正直いって収穫までには至っていない。病気や害虫にやられやすく、農薬無しでは栽培困難というのが実態であろう。
めっけもん広場でゲットした桃です。 みごとな出来映えでしょう。

パッケージのデザインも素敵ですね。

無論、私宅の自家用にも大量に買い込みました。南河内ではまだあまり出回っておりませんので。冷蔵庫で冷やした瑞々しい桃は朝食の格別なお伴となりますね。野菜や果物に囲まれた我が国の食卓に感謝せずにはおられません。いつまでもこうした環境が続くことを願って日々努力を重ねないと、と痛感しております。「果樹の栽培は子どもや孫達の為に」という言葉があるそうです。木材の育成と同じでそれだけ時間がかかるということでしょう。とかく目先の利益にとらわれがちな、グローバルスタンダードとか申す西洋かぶれが幅を効かせておるようですが、日本人が本来持っている国家100年の計と子々孫々の繁栄を願う長期的な視点を大事にしたいものですね。
緑と赤色のコントラストがいいですね。農園散策もいいものです。

Posted by とんび at 05:10│Comments(2)
│里山に遊ぶ
この記事へのコメント
小山田のモモとは懐かしいでした。
そうそう、少し遅いのでしたね。
暑い季節に食欲をなくした母に食べさせるのですが、甘い部分は母に、残りを私が頂いたのも懐かしい思い出です。
そうそう、少し遅いのでしたね。
暑い季節に食欲をなくした母に食べさせるのですが、甘い部分は母に、残りを私が頂いたのも懐かしい思い出です。
Posted by 森のどんぐり屋 at 2009年07月10日 18:05
ご当地の小山田の桃、お勧めです。
上品な甘さとしっとりとした食感は他の追随を許さぬかと思います。
是非にご賞味ください。
ただ少々出回るのが遅く、7月下旬と考えたほうがいいようです。
荒川の桃は本場だけあって見事でした。
長距離を走っても購入の価値はあろうかと思います。
機会がありましたら、めっけもん広場をお訪ねしてみて下さい。
ご家族で果物を頬張れるのは、楽しい団欒のひとときでしょう。
家族を取り持つ果樹の役割、大きいですね。
秋になるともっともっと出回るようです、お楽しみに。
上品な甘さとしっとりとした食感は他の追随を許さぬかと思います。
是非にご賞味ください。
ただ少々出回るのが遅く、7月下旬と考えたほうがいいようです。
荒川の桃は本場だけあって見事でした。
長距離を走っても購入の価値はあろうかと思います。
機会がありましたら、めっけもん広場をお訪ねしてみて下さい。
ご家族で果物を頬張れるのは、楽しい団欒のひとときでしょう。
家族を取り持つ果樹の役割、大きいですね。
秋になるともっともっと出回るようです、お楽しみに。
Posted by とんび
at 2009年07月10日 18:35

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