2009年09月13日
秋の陶器祭り
毎年この季節になると、当地では「陶器祭り」なるものが開催される。特別な眼識があるわけでもなく、札束にあかして高価な物を仕入れ転売するのでもなく、単にいい物はいいなあ、程度の気楽な感覚で覗いている。全国の代表的な窯元から持参した商品の特売のようだ。言い値数万円のものが、売り子さんと買い手との絶妙な会話の中で数千円で決着する。この経過を横から眺めるだけでも結構に楽しいのだ。オオサカジンは逞しい。定価を値切って買ったのが自慢の種であり、能力の証でもある。恐らく東京人の方はこの正反対ではなかろうか。
陶器祭りの開催です。8日間ほどのゆったりした祭りとなります。

丘の上の駐車場にテント村が出来ている。ここは某寺院の参拝者用駐車場なんだが、とてつもなく広いのでイベント会場としても最適なのだ。業者の方はトラックに品々を大量に積み込んで、全国を回遊しておられるのだろう。旅慣れた様子で店作りをやっておられる。有田焼や美濃焼或いは信楽焼のようなメジャーな産地もあるが、小生が始めて聞くような窯元もある。知名度と作品は関係ないようで、要は個人の好みの問題だろう。ちなみに小生は志野焼が好きなのだが、出品は無かったようだ。
知名度抜群だけあって有田焼の商品は多そうです。

ここらなら何とか手が届きそうな範囲ですね。

幾つかを覗いてみましょう。最初の店舗は代表的な有田焼、生活用品が所狭しと並べられています。中には手の届きそうな値もありますが、相対にいい値札が付いています。愛嬌があるのは信楽焼のタヌちゃん、小生も大好きで小さいのを30年ほど大事に持っています。一寸大きめのを欲しいのですが、値札は5桁から6桁、小生のかぼそい小遣いでは何年も貯金箱とのにらめっことなりそうです。
信楽焼の代表みたいですね。 このタヌ君、値札は12万円也です。

あちこち散策していて最も気になったのが「つがの焼き」。窯元さんには恐縮だが、当地では全く聞かない名称です。ネットで調べてみましたら栃木県の郡部のほうにあるようです。艶やかさはなく、どことなく地味な印象を与える作風です。形や色使いが、何とはなく縄文土器を思わせるような素朴さがあって、不思議と惹かれてしまいました。無論、小生の手が出るような品々ではなく、目の保養に過ぎませんでしたが。好きな方もおられるとみえ、ここでも売り子さんとの会話が始まっていました。何枚かの万札が飛び交っていたようですが、詳細は不明です。
地味な作風ですが、心惹かれる作品ですね。



さて陶器祭りですが、陶器ではないものも見つけました。下記の画像ですが、木地師と呼ばれる山の工人達が作り上げた作品でしょう。確か東北の山間部が本拠地と聞いたような気がしますが、不確かです。漆器は日本の代表的な工芸品、漆の生産も少なくなり、採取する人も高齢化と後継者難で先細りとか。大事に残したい日本の伝統的な匠の技なんですが。
曲げワッパと呼ばれる木製の弁当箱です。

何度も漆を重ね塗りした伝統的な工芸品ですね。

欲しい物は多々ありましたが、目の保養だけで終了しました。

陶器祭りの開催です。8日間ほどのゆったりした祭りとなります。

丘の上の駐車場にテント村が出来ている。ここは某寺院の参拝者用駐車場なんだが、とてつもなく広いのでイベント会場としても最適なのだ。業者の方はトラックに品々を大量に積み込んで、全国を回遊しておられるのだろう。旅慣れた様子で店作りをやっておられる。有田焼や美濃焼或いは信楽焼のようなメジャーな産地もあるが、小生が始めて聞くような窯元もある。知名度と作品は関係ないようで、要は個人の好みの問題だろう。ちなみに小生は志野焼が好きなのだが、出品は無かったようだ。
知名度抜群だけあって有田焼の商品は多そうです。

ここらなら何とか手が届きそうな範囲ですね。

幾つかを覗いてみましょう。最初の店舗は代表的な有田焼、生活用品が所狭しと並べられています。中には手の届きそうな値もありますが、相対にいい値札が付いています。愛嬌があるのは信楽焼のタヌちゃん、小生も大好きで小さいのを30年ほど大事に持っています。一寸大きめのを欲しいのですが、値札は5桁から6桁、小生のかぼそい小遣いでは何年も貯金箱とのにらめっことなりそうです。
信楽焼の代表みたいですね。 このタヌ君、値札は12万円也です。


あちこち散策していて最も気になったのが「つがの焼き」。窯元さんには恐縮だが、当地では全く聞かない名称です。ネットで調べてみましたら栃木県の郡部のほうにあるようです。艶やかさはなく、どことなく地味な印象を与える作風です。形や色使いが、何とはなく縄文土器を思わせるような素朴さがあって、不思議と惹かれてしまいました。無論、小生の手が出るような品々ではなく、目の保養に過ぎませんでしたが。好きな方もおられるとみえ、ここでも売り子さんとの会話が始まっていました。何枚かの万札が飛び交っていたようですが、詳細は不明です。
地味な作風ですが、心惹かれる作品ですね。



さて陶器祭りですが、陶器ではないものも見つけました。下記の画像ですが、木地師と呼ばれる山の工人達が作り上げた作品でしょう。確か東北の山間部が本拠地と聞いたような気がしますが、不確かです。漆器は日本の代表的な工芸品、漆の生産も少なくなり、採取する人も高齢化と後継者難で先細りとか。大事に残したい日本の伝統的な匠の技なんですが。
曲げワッパと呼ばれる木製の弁当箱です。

何度も漆を重ね塗りした伝統的な工芸品ですね。

欲しい物は多々ありましたが、目の保養だけで終了しました。

Posted by とんび at 05:14│Comments(0)
│里山に遊ぶ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。