2010年04月30日
露店を巡る楽しみ
当地には毎月28日に月例祭を開かれるお寺さんが存在する。格別な信仰心など持ち合わせていないので、宗教行事としての例祭には正直関心がないのだが、お参りされる参拝者の方々を眺めているのは興味深いものだ。階段の手すりや石柱などは信者さんの寄付によるものとみえ、彫られた氏名や住所を見ていると相当広範囲な地域にまたがっており、信者層の厚みが想像される。此処は目の神様として知られ、目の持病をもたれる方や老眼等に悩まれる方の信仰を集めておられるのだろう。山伏の出入りもあるようだから密教系であろうか。聞こえてきたのは般若心経、このお経は宗派を問わず採用されているようだ。僅か260文字位の短いお経、一度暗記しようとチャレンジしてみたが果たせなかった。信仰心が足りないせいでしょうね。
熱心な信者さんが多いようです、ご祈祷のお時間のようで。

こちらで参拝される方も多いですね、例祭日は大入り満員?

小生にとっての楽しみは例祭時に開かれる縁日の方、いわゆる露店巡りの散策である。麓の川縁から門前までの長い坂道が会場で、参拝者の方々もお参りと買い物との両方が楽しみのようだ。昔はスーパーや量販店など存在しなかったので、露店での買い物が日用品の購入先でもあったのだろう。良い例が、露店の中に海産物や漬け物或いは農用具に竹細工の店、それに衣類や帽子や靴などのお店が結構含まれていることだ。ふうてんの寅さんが活躍する映画では、射的や飲食物或いは簡単な土産物みたいな物が主流である。いわゆる香具師の活躍する場面で、これらが本来の縁日であろう。ここには純正の縁日とはちょっと違った露店風景が広がっていて、当地の民俗を知る上での貴重な資産となっている。
今年はハチがいないようですが、どこで仕入れたのかな。
かっては当地の地場産業でもありました。

中でも師匠のお薦めのお店が下記の画像、ここの農用具は天下一品だとか。ただ、並べている商品を購入すると購入者に合わせて微調整するので、次の月例祭まで1ヶ月待たされるのが難点とかぼやいておられたが。外観上はホームセンターに並んでいる商品と大差ないようであるが、使い込むほどにその差異を実感するそうだ、道具には徹底的に凝るべし・・・・・・・・・・・・これが師匠の持論でもある。ホームセンターの商品で代用するようでは一流の百姓にはなれないとか。
師匠のお薦めのお店です。店主も頑固な職人さん風でした。

農用具と刃物類がおおいようですね。大和の方とか。

露店を眺めていて不思議に思うのは、客の流れが多い店と閑散としている店とに分離されること。一般の商店街でも見られる現象だろうが、お客さんは的確に店の対応と商品とを見極めておられるようだ。一見さんとも思える参拝者なんだが大半は毎月参拝される常連さんであろう。体験や聞き取りなどで正確な評価が定まっている模様。いい例が、鯛焼きのお店。同じような店が何軒もあるのだが、行列が出来る店と焼き上がった鯛焼きが固くなってる店とに分化している。購入するのなら時間はかかっても行列の後ろに並んだほうが良さそうですね。
行列が出来るお店の一つです。
少々気になったのが、お店の配置と出店料。何度か訪問して、毎回同じ店が同じ位置に出店しているようだが、誰か親分衆がおられて仕切っておられるのだろうか。トラブル無しに配置を決めるには相当な技が要求されると思うのだが。それと出店料の問題、道路を占有して近所に迷惑をかけるし、なにより胴元?としてのお寺さんへのお布施も必要だろうし、ここらの問題をどのようにして解決しておられるのだろうか。単刀直入に質問してみたい気は山々なんだが、さすがにストレートな質問ともいきませんでしょうね。この業界にも、業界特有のルールや仕来りが存在するのでしょう、興味津々なんではありますが。
こんな山奥だからでしょうか、海産物のお店です。

小生の好きな餅類もあります、80代と思しき老夫婦が商っておられました。
熱心な信者さんが多いようです、ご祈祷のお時間のようで。

こちらで参拝される方も多いですね、例祭日は大入り満員?

小生にとっての楽しみは例祭時に開かれる縁日の方、いわゆる露店巡りの散策である。麓の川縁から門前までの長い坂道が会場で、参拝者の方々もお参りと買い物との両方が楽しみのようだ。昔はスーパーや量販店など存在しなかったので、露店での買い物が日用品の購入先でもあったのだろう。良い例が、露店の中に海産物や漬け物或いは農用具に竹細工の店、それに衣類や帽子や靴などのお店が結構含まれていることだ。ふうてんの寅さんが活躍する映画では、射的や飲食物或いは簡単な土産物みたいな物が主流である。いわゆる香具師の活躍する場面で、これらが本来の縁日であろう。ここには純正の縁日とはちょっと違った露店風景が広がっていて、当地の民俗を知る上での貴重な資産となっている。
今年はハチがいないようですが、どこで仕入れたのかな。

かっては当地の地場産業でもありました。

中でも師匠のお薦めのお店が下記の画像、ここの農用具は天下一品だとか。ただ、並べている商品を購入すると購入者に合わせて微調整するので、次の月例祭まで1ヶ月待たされるのが難点とかぼやいておられたが。外観上はホームセンターに並んでいる商品と大差ないようであるが、使い込むほどにその差異を実感するそうだ、道具には徹底的に凝るべし・・・・・・・・・・・・これが師匠の持論でもある。ホームセンターの商品で代用するようでは一流の百姓にはなれないとか。
師匠のお薦めのお店です。店主も頑固な職人さん風でした。

農用具と刃物類がおおいようですね。大和の方とか。

露店を眺めていて不思議に思うのは、客の流れが多い店と閑散としている店とに分離されること。一般の商店街でも見られる現象だろうが、お客さんは的確に店の対応と商品とを見極めておられるようだ。一見さんとも思える参拝者なんだが大半は毎月参拝される常連さんであろう。体験や聞き取りなどで正確な評価が定まっている模様。いい例が、鯛焼きのお店。同じような店が何軒もあるのだが、行列が出来る店と焼き上がった鯛焼きが固くなってる店とに分化している。購入するのなら時間はかかっても行列の後ろに並んだほうが良さそうですね。
行列が出来るお店の一つです。

少々気になったのが、お店の配置と出店料。何度か訪問して、毎回同じ店が同じ位置に出店しているようだが、誰か親分衆がおられて仕切っておられるのだろうか。トラブル無しに配置を決めるには相当な技が要求されると思うのだが。それと出店料の問題、道路を占有して近所に迷惑をかけるし、なにより胴元?としてのお寺さんへのお布施も必要だろうし、ここらの問題をどのようにして解決しておられるのだろうか。単刀直入に質問してみたい気は山々なんだが、さすがにストレートな質問ともいきませんでしょうね。この業界にも、業界特有のルールや仕来りが存在するのでしょう、興味津々なんではありますが。
こんな山奥だからでしょうか、海産物のお店です。

小生の好きな餅類もあります、80代と思しき老夫婦が商っておられました。

Posted by とんび at 05:10│Comments(0)
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