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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年08月15日

自転車の街

自転車をキーとした街作り、何ともユニークなアイディアであり素晴らしい着想である。イヤ、ヨーロッパの話ではない。当地のお隣さん堺市のことである。ここは昔から金属を加工する技術が伝承されてきたようだ。古くは古墳時代、前方後円墳の築造に鉄器が使用されたとの噂も聞く。そしてかの有名な堺鉄砲、近年では包丁を中心とした刃物産業・・・・・・・・・・その延長戦上にあるわけでもなかろうが、最近は自転車産業が盛んだ。世界的に著名な自転車用ギアのメーカーなどもこの街に存在する。下地は充分過ぎる程に存在したのだろう。そこを行政がうまくコーディネイトしたようだ。


              ノンビリと走るチンチン電車、自転車と良くお似合いですね。
     自転車の街
              ドイツで世界最初に作られた自転車、無論レプリカです。
     自転車の街

自転車を生かす街作り、自転車による街作り・・・・・・・・そうした視点で様々なイベントや取り組みが実施されているようだ。平地の多い堺市という地形上の利点も大きいのだろう。当地のように山がらみの中山間地では、正直自転車という乗り物は少々辛い。スポーツを狙いとしたダウンヒルが目的であれば別だが、日常の足には不向きな土地柄だ。さてこの堺市、自転車の街という特性もあって、世にも珍しい自転車博物館が存在する。ウン十年の昔、自転車小僧であった小生にはどうしても訪問したい場所であった。


                     最初のマウンテンバイクだそうです。
     自転車の街
            ジュニア向けの快足自転車、子どもにとっては憧れの存在?
     自転車の街

ようやく時間を都合して訪ねて見ると、あるある、世界最初の自転車から年代を追って最新型のクロスバイクと呼ばれるタイプまで、数百台に登るのではなかろうか。夏休みとあって、子どもさん達がお絵描きに夢中だが、邪魔をしないように順番に覗いていく。歴史的遺産もさることながら一番心惹かれるのは、世界一周に使用された自転車。さすがに酷使されて少々くたびれてはいるが、ある種のオーラを放っている。かって自転車にテントを積み込んで日本一周の旅へ・・・・・・・・そんな計画を何度作り反故にしてきたことか。結果的には実現し得なかっただけに、羨望の思いに捕らわれる。旅立った人達は、最初の一歩を踏み越えられたのであろう、小生にはその決断が出来なかった。


           世界一周に使用された自転車・・・・・・・・大の大人が憧れますね。
     自転車の街

     自転車の街

種々の自転車が置かれているが、最近の流行はクロスバイクと呼ばれるタイプだとか。簡単に言えば、野山を走り回るマウンテンバイクと道路を疾走するロードレーサーの両者の特性を併せ持ったような仕様だそうな。さすがに自転車の街、新たなトレンドも創り出しているようだ。そう言えば館内には最初のマウンテンバイクが展示されていたが、世界で最初にマウンテンバイクを量産したのも堺市のようだ。鉄砲鍛冶以来の伝統が進取の気風を産み出しているのだろう。この地で作られる自転車用ギアは世界中で使用されているとか、自転車の製造メーカーは異なっても基幹部品は共通なようですね。チンチン電車と自転車が走り回っている堺市の街、何とも古くて尚かつ新しい。          


           お馴染みのロードレーサー、自転車界のスポーツカーですか。
     自転車の街
           最近流行のクロスバイクだそうです、一度乗ってみたいですね。
     自転車の街













  

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Posted by とんび at 05:15│Comments(0)里山に遊ぶ
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