2008年02月26日
里は花盛り
風は冷たいがどことなく春の気配、ポカポカ陽気に誘われて里道を歩いてみると、あらまあ、あちこちが花盛り。金剛山麓は緩やかな起伏が織りなすが、特に千早赤阪村のそれがすばらしい。例によって、楠公さん(楠木正成)ゆかりの地をゆっくりと逍遙する。水仙が真っ盛りな場面に遭遇した。余計な説明より画像のアップとまいりましょう。
水仙はヒガンバナの仲間で、学名はナルシサスといい、ギリシャ神話の美少年の名前とか。ナルシストとはここから生まれた言葉だそうな。そういえばどことなく雰囲気が似通っているかな。
金剛山麓には豊かな里山が広がっています。雑木林と農家集落と田畑と水路とくねくね曲がった里道と・・・・・・・・・・。いつまでもこの風景を絶やしたくないものですね。
撮影現場は楠公さんの奉建塔の近く。ここには昭和15年に完成した、非理法権天の塔があります。「非理法権天」とは、非は理に勝たず、理は法に勝たず、法は権に勝たず、権は天に勝たず、の意味で楠木軍の旗印となったものです。今風にいえば、企業ポリシーというところでしょうか。かって上杉謙信が領土的野心ではなく義の為に戦い続けたように、楠公さんもまた天の意志に従おうとしたのでしょうか。
Posted by とんび at 05:54│Comments(0)
│里山に遊ぶ
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