2008年03月30日
畦道の華
春になると暖かい、これは南国育ちの小生には非常にありがたい。ポカポカした陽気の中で、野辺を歩くとあちこちに野の花が。こうしたとき即座に花の名前が出て、花言葉や由来などが飛び出し、花にまつわる文芸作品の一節などをスラスラと暗唱できれば、と願うのだが。現実は厳しいですね。図鑑片手に名前を調べるのがやっとこさ。苦労します。
農園への畦道を少し歩いただけで数種の花をみつけました。
ヒメオドリコソウ
ホトケノザ
タンポポ
コナスビ
オニノゲシ
フキノトウ
カラスノエンドウ
いずれも世間的には雑草と呼ばれるものですが、なんのなんの。花屋さんに並んでいるブランド物の鉢植えなどより数段美しいと思いませんか。置かれた環境の中で精一杯にいきている、自らの命を活かしきっている、・・・・・・・・・・・・・・その健気で懸命な姿が人の心を揺さぶります
野辺を歩くと、毎度の事ながらいつも新たな発見に驚かされます。そして、いかに自分が何も知らないのかと痛感させられます。「日暮れて道遠し」の感は否めませんが、おそまきながらボチボチと学んでいこうと思ってます。「幼稚園の砂場で全てのことを学んだ」というタイトルの書物がありましたが、自然の中で、里山の風景の中で、実感を伴った学びを続けたいですね。
(注)図鑑の読み不足で名前の間違いがあるかもしれません。その折には平にご容赦を。